フルオーダーの注文住宅を建てる大工になるには5年~10年の経験が必要となります。

大工になるには

 

大工のイメージ画像

 

大工は主に木造建築物を作る職業で、一戸建てやアパートの建設がメインです。
木造住宅を建築する場合は、複数の工程があり大工の中でも行う仕事が異なっています。

 

勤務先によって特定の仕事に特化しているケースも多く、家を建築する中でどの工程をやりたいかによって就職先を見極めると良いでしょう。

 

 

木造住宅の建築工程

  1. 土工事:土地を整地する
  2. 基礎工事:建物の基礎を作る、主に専門職が担当
  3. 躯体工事(1階):一般的な大工は家の柱や壁の組立を行います
  4. 足場を組む:足場は足場鳶と呼ばれる専門職が担当するケースが多いです。大きな建設会社では自社で足場を組んでいます
  5. 躯体工事(2階):足場を組んでから2階より上の工事をします
  6. 外壁工事:近年は塗装よりもサイディングボードを設置する工事が増えています
  7. 内装工事:建物の室内にフローリングや壁紙を設置する

その他、水回り工事や電気工事をして人の住める建物にしますが、大工は設置場所を作るまでが管轄です。

 

 

就職先

大工の就職先は複数種類ありますが、大工系の仕事では建設会社よりも工務店の方が多いです。

 

1人親方でバイトを雇って小規模でやっているところもあれば、会社規模で複数の現場を同時にこなす大きな工務店もあります。

 

現場で家を建てる大工の勤務先は中小規模のところが中心で上場企業や全国展開の大手は少ないです。

 

現場での実務経験が重要

大工に役立つ資格もありますが重要なのは現場での実務経験です。
大工の仕事は学歴不問、未経験者歓迎の職場が多く、仕事を探すことは難しくありません。

 

大変なのは1人前の大工になるまでで、工務店などで下積みをして大工に必要なスキルを習得していきます。

 

大工の技術力を示す「大工技能士(1~3級)」という資格がありますが、受験資格には実務経験が必要です。ベテラン大工でも資格を取っていない人も多いです。

 

大工は決められた工程をこなすだけですが、職人によって品質に差が出ます。

 

長年、不具合のない仕事をこなしていれば元請会社からの信頼を得て仕事量は安定して、腕の良い大工として現場で認められれば独立して仕事を獲得するのも難しくありません

 

一般的には1人前の大工になるには短くても3年の下積みが必要とされています。

 

最近の家は2×4など施工が簡単な家が増えています。
単価の高いフルオーダーの注文住宅を建てるには5年~10年の経験が必要だとされています。

 

施工に不備があると大きな損質やクレームを受けるリスクもあるので、下積み時代は厳しく指導されることもあります。

 

以前は資格よりも現場での経験を優先される業界でしたが、近年は棟梁になって現場を仕切るには資格の有無を確認する元請会社が増加していて、ベテラン大工が資格取得を目指すケースが増えています。

 

 

学校で学ぶなら職業訓練学校

未経験から弟子入りして経験を積むこともできますが、職人気質の職場で何もできないと最初は怒られることばかりで苦労します。

 

最低限の知識を身につけたいのであれば、ハローワークの職業訓練学校を利用しましょう。

 

専門学校や大学で建築関係の分野を扱う学部や学科もありますが、専門学校以上になると大工ではなく設計や技術者、管理者向けの内容が多く、大工の現場仕事とは離れた内容になることが多いです。

 

独立願望の強い人は、建築系の学校で資格を色々と取ってコンピューターのスキルも身につけておけば、将来的にできる事業領域を広げられる場合もあります。